こども誰でも通園制度 活用ガイドvol.7~「初めて預けるときの心構え編」
こんにちは!「こども誰でも通園制度ナビ」スタッフで保育士のマコです。このサイトは、子育て支援を行うここるくが運営しています。
「こども誰でも通園制度ナビ」では、「こども誰でも通園制度」(以下より「誰でも通園」)をより身近に感じていただけるよう、全5回のシリーズで利用の流れを分かりやすくご紹介しています。
※過去の記事はこちらからご覧いただけます。
第1回目:利用登録編
第2回目:事前面談編
第3回目:持ち物・利用当日編
これまでの記事では、制度を利用するための流れや準備についてお伝えしてきました。一方で、「流れは分かったけれど、本当に預けて大丈夫かな?」と不安や緊張を感じる方もいるかもしれません。
第4回目は
・初めて預けるときの心構えをお伝えしていきます。
目次
1.はじめに
「誰でも通園」は、こどもにとって新しい世界との出会いです。同じ年代のお友だちと関わったり、保育者に見守られながら遊んだりする中で、家庭では得られない経験を積んでいきます。
集団で過ごす時間は、社会性やコミュニケーション力を育み、こどもの成長を後押しする貴重な機会です。
2. 初めて預けるときに感じやすい不安について
初めてお子さんと離れるのは、とても不安なことと思います。でも、同時にそれは誰もが通る「親子の自立への第一歩」でもあります。 大人が思う以上にこどもはたくましく、新しい環境を楽しみ、保育者たちの腕の中でスヤスヤとお昼寝をしてくれるものです。
もし不安になったら、少しだけ視点を変えてみましょう!
「こどもを泣かせてしまうかも・・・」
涙は「寂しい」だけでなく、「新しい世界へのドキドキ」や「自分の気持ちを伝えようとする」成長の証です。その気持ちを保育者がしっかり受け止め、丁寧に関わっていきます。安心して保育のプロにお任せしましょう。
「楽しく過ごせるか心配・・・」
こどもは「こども社会」の中で育ちます。年齢の近いお友だちから刺激を受けたり、興味を分かち合ったりしながら、自分で楽しみを見つけていきます。保育者も遊びややりとりを通して、こどもが安心して夢中になれる環境を作っていきます。
「預けることに罪悪感がある・・・」
離れる時間は、親子それぞれの成長タイムです。こどもにとっては、家庭以外の環境で学び、成長する機会になりますし、パパママがリフレッシュして、笑顔でお迎えに来てくれることが、お子さまにとって何よりの喜びです。
お子さんについての保育者からのフィードバックをぜひ日々の育児に活かしてみてください。
大切なのは、不安を抱え込まないこと。ママパパがどんな気持ちを抱いていてもよいのです。気になることがあれば、そのまま保育者に伝えてみてください。一緒に子育てをするチームとして、的確に答えてくれますよ。
3.預ける前の準備
事前の準備が、心のゆとりにつながります。預ける前の準備について、詳しくは「活用ガイドシリーズ vol.3|持ち物・利用当日編」で紹介していますが、特に大切なポイントをお伝えします。
生活リズムを整える
普段から施設での生活に近いリズムを意識しておくと、当日の負担が減ります。リズムが整うことで、こども・保護者・施設にとって無理のない利用につながります。
持ち物に名前を書く
取り間違えや紛失を防ぐため、すべての持ち物に名前を書きましょう。記名があると管理がしやすくなり、保育者とのやりとりも円滑に進みます。
4.初めて利用する前のよくある質問
Q. 用事がなくても預けていいの?
A. はい。「誰でも通園」は預ける理由を問いません。
「誰でも通園」は、こどもが社会と繋がる最初の入口として、こどもの育ちを応援するための制度ですので預ける理由を問いません。家事や仕事だけでなく、保護者のリフレッシュや休養のためにも利用できます。
Q. お友だちとトラブルがあったら?
A. 保育者が間に入ってサポートします。
お友だちとの関わりの中で、お子さんが学べることがたくさんあります。トラブルもコミュニケーション力や自己コントロールを育む大切な経験です。トラブルがあった時は、保育者が適切に間に入りサポートします。不安なことや疑問があった時は、保育者に相談しましょう。
5.まとめ
「誰でも通園」は、こどもだけでなく保護者の子育ても支える制度です。不安を一人で抱え込まず、保育のプロである保育者に相談しながら利用してみてくださいね。
次回は、シリーズ第5回「お迎え・帰宅後編」をお届けします!
