こども誰でも通園制度 活用ガイドvol.4~パターン別でわかる!「誰でも通園」利用登録編

「こども誰でも通園制度ナビ」スタッフで保育士のマコです。このサイトは、子育て支援を行うここるくが運営しています。
これまでの記事では、「こども誰でも通園制度」の基本的な内容や実施施設の様子などをテーマごとに紹介してきました。(関連記事:「こども誰でも通園制度」ってどんな制度?、どこで使える?「こども誰でも通園制度」) 今回から、「こども誰でも通園制度」(以下より「誰でも通園」)をより身近に感じていただけるよう、実践的な内容を全5回のシリーズでお届けしていきます。
第1回目は、利用するために必要な登録・手続きについて具体的に解説していきます。
目次
1.利用するために必要な登録・手続き
制度を利用するには、まずはじめにお住まいの自治体のホームページを確認することをオススメします。「誰でも通園」は国の制度ですが、実施は自治体ごとになりますので、あらかじめお住まいの自治体での制度実施状況や申込方法を把握しておくと無駄なくスムーズに手続きを進められます。
- 制度の実施状況
- 利用登録から実際の利用までの流れ(次の3パターンのどれか)
パターン1:総合支援システムから申し込みする
パターン2:施設に直接申し込みする
パターン3:自治体を経由して申し込みする
2.3つのパターン別 利用までの流れ
申し込みの流れは大きく3つのパターンに分かれます。お住まいの自治体のパターンを確認し、該当する手順で進めましょう。
・パターン1:総合支援システムから申し込みする自治体の場合
総合支援システムとは、「誰でも通園」の申し込みから利用までをオンラインで一括管理する仕組みです。
お住いの自治体がこのシステムを導入している場合、まず自治体窓口やホームページから「誰でも通園」の利用申請を行います。申請後、自治体による審査を経て利用が認定されると、総合支援システムにログインするためのIDが発行されます。
総合支援システムのマイページへログインすると、対象施設の一覧や空き状況を確認することができ、希望する施設の予約までが一括で行えます。総合支援システムから利用申し込みするパターンの一般的な流れは次の通りです。
- 自治体へ利用申請する
自治体のホームページなどから利用申請に必要な書類等を確認して、手続きを行ってください。 - 自治体から利用認定を受ける
申請内容をもとに自治体が審査を行い、利用条件を満たしていれば利用が認定されます。認定されると総合支援システムにログインするためのIDが発行されます。 - 総合支援システムのマイページにログインする
発行されたIDを使い、総合支援システムのマイページにログインしてください。 その後、パスワードの設定・利用者情報の登録を行いましょう。 - 実施施設を検索する
マイページから、対象となる施設の一覧や空き状況をリアルタイムで確認できます。 - 事前面談を予約する
希望の施設を選び、事前面談の予約を行います。予約後、承認または不承認の結果がシステム上で通知されます。
※施設によっては、電話やメールで通知が届く場合もあります。 - 事前面談を行う
お子さんと施設に足を運んで事前面談を行います。施設によってはオンラインで実施する場合も。お子さんの様子や健康状態、施設の利用ルールや安全面について情報共有を行います。事前面談は安心して利用を始めるための大切な時間です。 - 利用予約を行う
面談を終えた園については、利用予約ができるようになります。システムで空き状況を見ながら予約します。 - 予約の確定を受ける
受け入れ可能の場合、システム上で予約が確定し、メールやシステム通知で結果が届きます。
・パターン2:施設に直接申し込みする自治体の場合
保護者が施設と直接やり取りをして申し込みから利用までを進めるパターンです。施設によって申し込み方法や利用開始までの流れが異なるため、案内された情報や説明に沿って進めることが大切です。
- 実施施設を探す
自治体のホームページから実施施設を検索。「誰でも通園」ナビでも、自治体ごとの実施施設リストを随時更新しているのでチェックしてみてください(自治体からの公表情報をもとに随時更新中) - 施設に直接申し込み
希望する施設が決まったら、施設の案内に沿って電話・メールなどの方法で申し込みます。必要書類がある場合は、施設から案内された方法で提出しましょう。 - 事前面談・契約手続きを行う
利用前に施設で面談を行い、お子さんの様子や健康状態を共有します。また、施設から利用のルールや安全面の説明を受け、必要に応じて利用契約書を交わします。 - 利用開始する
施設指定の方法で申し込みをして利用を開始します。変更やキャンセルをする場合は、自治体または施設を通して手続きを行います。また、料金の支払い・利用記録の方法に関しても自治体または施設が定める方法で行います。
・パターン3:自治体経由で申し込みする自治体の場合
自治体が利用調整を行うものの、総合支援システムは導入されていないパターンです。申し込みや利用までの流れは自治体の運用方法によって異なるため、必ず自治体から案内された手順や条件に沿って進めましょう。
- 自治体へ利用申請する
申請はお住まいの自治体窓口やホームページから行うことができます。 - 利用認定を受ける
自治体が定員や条件を確認し、利用できるかどうかを判断します。結果は郵送やメール等で通知されます。 - 事前面談・契約手続きを行う
利用が決まったら、指定された施設で事前面談と利用登録手続きを行います。面談では、お子さんの様子や健康状態を共有し、園から利用のルールや安全面について説明を受けます。 - 利用開始
契約に基づいて利用を開始します。利用内容の変更やキャンセルをする場合は、自治体または施設を通して手続きを行います。また、料金の支払い・利用記録の方法に関しても自治体または施設が定める方法で行います。

3.まとめ|制度を「知る」から「使う」へ
「誰でも通園」を利用するには、申し込みから利用までの流れを理解することが大切です。
本記事では
【利用するために必要な登録・手続き】について、下記のパターンごとにご紹介しました。
- パターン1:総合支援システムから利用登録する方法
- パターン2:施設に直接申し込む方法
- パターン3:自治体を経由して申し込む方法
自治体によって、手続きの方法は異なりますが、やるべきことはとてもシンプル。まずは自治体ホームページで情報を確認することから始めましょう。
「こども誰でも通園制度ナビ」では、これからも制度の情報を丁寧にお届けすることで、子育てにゆとりと安心を生み出すお手伝いをしていきます。