初めての「ばいばい」で泣いても大丈夫!~「誰でも通園」年齢別活用エピソード~0歳児編

こども誰でも通園制度 0歳 活用エピソード

「こども誰でも通園制度ナビ」スタッフで保育士のマコです。このサイトは、子育て支援を行うここるくが運営しています。

今回から3回にわたってお送りする活用エピソードシリーズでは、「こども誰でも通園制度」(以下より「誰でも通園」)を実際に利用したママパパの声や施設でよく見られるこどもの姿をもとに、保育士から見た“成長のポイント”を年齢別に紹介していきます。

目次

0歳の赤ちゃんを育てているママパパにとって、我が子と離れるのはとても勇気がいることですよね。「泣いたらどうしよう」「一緒にいなくて大丈夫だろうか」と、不安になるのは当然です 。 でも、実際に「誰でも通園」を利用した先輩ママパパからは、「不安よりも、こどもの成長に気づけた喜びの方が大きかった」という声がたくさん届いています 。

今回は、0歳児クラスでの利用体験から見えてきた、「離れるからこそ気づける成長」についてご紹介します。

1.先輩ママパパが見つけた「成長の姿」

初めて「誰でも通園」で施設を利用したママパパたちは、こんな驚きや発見をしています。

涙は最初だけ

「最初は一日中泣いていて、最近は預ける時だけ泣くがすぐ泣き止むようになり、よく食べるようになった」

言葉が増えた!

「人見知りをするが、曜日固定で(利用すると)参加するこどもたちも固定で同じ顔ぶれであり、慣れることができたように思う。」

人見知りでも大丈夫

「たくさん言葉掛けをしてもらえるので発語が増えて、異年齢との関わりもあり楽しそうに通っている。」

引用元:こども家庭庁が三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社へ委託して実施した「こども誰でも通園制度の本格実施を見据えた試行的事業の実施に関する調査研究 報告書」(令和7年3月)P.164-165

こうした声からもわかるように、「誰でも通園」を通して、こどもは少しずつ「パパママと離れても安心して過ごせる力」や「他者と関わる力」を育んでいきます。

2.保育者から見たこどもの成長ポイント

おうち以外の場所で、家族以外の「人」と出会うこと。それは0歳のお子さんにとって、世界がぐんと広がる大冒険です。

ここでは、新しい環境でお子さんたちがどんな表情を見せてくれるのか、そしてママパパがどんな瞬間に「あ、成長したな」と感じるのか。私の現役保育士としての実体験から、少し具体的なエピソードとぜひ知っておいてほしいお子さんの成長ポイントをご紹介します。

こども誰でも通園制度ナビ

2ー1.初めての母子分離

エピソード
  • 初めての利用なので泣くだろうと思っていたら、笑顔で遊んでいて驚いた
  • 人見知りが強いと思っていたけれど、先生やお友だちと自然に関わっていた
  • お家にはないおもちゃで夢中で遊ぶ姿から、こどもの“好き”を新しく知るきっかけになった
成長ポイント:「安心できる場所」を自分で見つける力

0歳児にとってママパパと離れて過ごす経験は、「ここも安心できる場所なんだ」「この人も守ってくれる人なんだ」と自分で理解していく大切なプロセスです。施設での集団生活を通して、こういった「安心できる場所を自分で見つける力」「新しい環境に適応する力」が自然と育まれていきますよ。

2ー2.食事の場面

エピソード
  • 家ではなんとなくトロトロの離乳食をあげていたが、保育士さんから「もう少しステップアップして大丈夫」と教えてもらって見直すきっかけになった
  • 給食のサンプルを見て「食材はこのくらいの大きさで大丈夫なんだ」と気づいた
成長ポイント:「自分で食べたい」意欲と噛む力

施設での食事は、こども同士が一緒に食べる雰囲気や保育者の声かけがとても良い刺激になり、「食べたい!」という意欲が自然と育ちます。手づかみで口に運んでみたり、スプーンを持ってみたり、自分で食べる力にもつながっていきますよ。

2ー3.睡眠の場面

エピソード
  • 親と離れていても、園で安心して眠る姿を見て安心した
  • 抱っこではなく、お布団で寝られることに驚いた。寝かしつけのコツを先生から教えてもらえて良かった
成長ポイント:安心して眠る力と生活リズム

0歳児にとって睡眠は、心と体の発達に欠かせません。施設での経験は、家庭と違う環境でも安心して休む力や自分で眠りに入る力を育てます。 また、周囲の落ち着いた雰囲気を感じ取りながら、少しずつ自分のペースを整えていく力が育ちます。

2ー4.遊びの広がり

エピソード
  • 園で段差のあるマットをずりばいで楽しそうに進んでいて、運動のきっかけになると気づいた。おうちでは段差は危ないと思って避けていた。
  • お散歩では、草花や土に触れながら笑顔いっぱいで過ごしていた。
成長ポイント:全身運動と五感への刺激

0歳児にとって“体を動かす”ことや“自然に触れる”ことは、全身を使う運動能力や五感で感じる力を育みます。ついつい避けてしまいがちな行動も、こどもにとっては大切な経験になる場合があります。

2ー5.服装や生活習慣のヒント

エピソード
  • 周りのお友だちがセパレートの服を着ていて、そろそろロンパースを卒業してもて大丈夫かなと気づいた
  • パンツタイプのおむつに移行して良い時期だと分かった
成長ポイント:動きやすさと自立へのステップ

服装やおむつの変化は、単なる生活習慣ではなく、自分の体を自由に動かすことを助け、自立へのステップにつながります。同年代のお友だちがいる環境だからこそ、家庭では気づきにくい次の段階を知ることができます。分からないことを相談できるプロ=保育者が身近な存在になることも心強いですね。

3.まとめ|「誰でも通園」で見つける、わが子の新しい一面

「誰でも通園」を利用した保護者の声や、施設でのこどもの姿を振り返ると、家庭だけでは見えにくい成長のポイントが多くあることがわかります。 

こどもにとっても、保護者にとっても、新しい世界が広がっていくことが「誰でも通園」の大きな魅力です。さまざまな出会いや成長の瞬間を楽しみに、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

次の記事は、【「誰でも通園」年齢別活用エピソード~1歳児編】をお届けします。お楽しみに。