「抱っこ紐」ってどれがいいの?抱っこ紐座談会レポート②
ここるくの託児室で活躍する保育スタッフ「だっこママ」と抱っこ紐について語りつくして、現役ママにも、出産準備中のマタママにも、すこしでも心かるく あかるく まるく=ここるくな抱っこ紐選びに役立ててもらおうという「ここるく抱っこ紐座談会」のレポート第2回目です!
1.座談会メンバー紹介~抱っこ紐利用歴付き
2.なぜ悩む?抱っこ紐選び
3.抱っこ紐を分類してみよう
3-1.新生児から使える抱っこ紐の分類
3-2.首据わり後から使える抱っこ紐の分類
3-3.カバンにもチェアベルトにも!多機能抱っこ紐
4.ママのライフスタイル別:抱っこ紐選び
抱っこ紐には、縦型、横型、スリング型その他様々な形状があります。
新商品が出続け、定番人気商品でも改良版も発売されることから、気になるものをゆっくり試して比較して決めるには、物理的にも時間的にも難しいという現状。
また利用するママ(もしくはパパ)の身長や体型はそうそう変わらないものの、抱っこ紐選びの際に検討しなければいけない条件は、変化するものばかり!これはベビー用品選びに付きまとう悩みだと言えます。
・子どもの状況が想定できない
体重や身長、首据わりや立っちなど、平均的な成長指標はあれども実際は蓋を開けてみなければ分かりません。
また「思っていたよりもベビーカーが好きな子だった」「抱っこ紐じゃないと寝ない!」「抱っこをなかなか卒業してくれない」など。お子さまのタイプもそれぞれなので、「想定外!」な気持ちになることが多いんじゃないでしょうか。
・ママの生活スタイルも変化する
お子さまの状況だけではなく、ママ側にも様々な変化が訪れます。
「育休復帰」「在宅ワークを始める」「妊娠」「上のお子さんの通園通学」などなど。ある程度先の生活スタイルを想定していても、実際の行動を伴うと、こちらも「想定外!」な気持ちになりますね。
- 「お恥ずかしい話、赤ちゃんってベビーカーに大人しく乗っているイメージしか持っていなかったんですね。本音のところの子育ての話ってそれまで聞いたことも無くて、いいイメージしか持っていなかったんです。何とかなるわ、大丈夫よ!って。だから最初の段階で、なんでうちの子はこんなにベビーカーで寝ないのか、自分が間違ってるんじゃないかと真剣に悩んだ時期もあったくらいで。そんなこんなで、私は最初からつまずいてました(苦笑)みなさんはどうですか?」
- 「うちはパパにも抱っこ参加してもらおうと思って、男性でも使いやすいデニム生地の抱っこ紐エルゴを付属のインファントインサート(※現在販売中の新型エルゴはインファントインサート不要で新生児からの使用が可能になり、販売は終了しています。)と一緒に産前に買っていました。とってもオシャレだったので!ところが、生まれた息子は3800gという大きさ!里帰り出産から都内に戻ってくるという遠距離移動だけで私の腰はパンク。。。生地がぶ厚いこともあってこのエルゴがずっしり重くてすっかりパパ専用抱っこ紐になってしまいました。結局私用に軽くて腰の負担が少ないモノを新たに探さないといけなくなって。。。」
- 「抱っこ紐って本当に毎日使うじゃないですか?すっごく汚れるんですよね!なので結果的に洗濯してもすぐ乾くモノに買い替えました。」
- 「ひとりひとり、色んなドラマがあるのが抱っこ紐なのかもしれないですね。一発でこれ1本とはなかなかならないという。」
- 「実はうちの義母がベテラン保育士なんですが、彼女もそうだし、保育園の保育士さんたちも、兵児帯(へこおび)1本でチャチャチャ~っと子どもに合わせて使い分けるんですよね!子ども側の状況に振り回されにくい昔からの理にかなった方法なんだと思うんです。」
- 「兵児帯でおんぶっていうと、おしんの世界だね!」
- 「ちょっと例が古すぎるよ!うちは1人目の時に兵児帯っぽい感じかなと思ってスリーピーラップというのを買ったんです。これだっ!と思って買ってみたはいいものの、当時は何回説明書を見てもどうもしっくりこなくて。2人目が生まれた時にようやくさじ加減が分かってきて、納得して使いこなせるように。」
たくさんの商品をネットで比較してポチっと購入でき、使い方も「動画でチェック!」な時代。
でも抱っこ紐の使い方は、締め具合いや角度など、動画ではイマイチ伝わらない部分もあって、実際使いこなすまでに時間がかかったり、3wayや5wayなど色んな抱っこができるはずの商品でも結局1つの使い方だけで挫折したという声も耳にします。
- 「正しい使い方が分からないまま、何となくこれでいいかなという状態で使い続けるのは、安全面でかなりのリスクがあるんです。おしんの時代じゃないですけど、近くに先輩ママたちが居て、手取り足取り教えてくれる環境はなかなか難しい今、メーカーの担当者さんや、売り場の担当者さんから直接指導を受けたり、専門家が行う抱っこ紐レッスンを受講するなど、ぜひ行って欲しいと思っているポイントです。」
悩みも種類も様々な抱っこ紐選び。まずは抱っこ紐を系統別に分類して、どういった選び方がよいのかを考えてみたいと思います!お楽しみに!
<第3回に続く>